多くの企業が就活生に対して目指して欲しい人物像は、建設的な意見が言えるということです。

ただ前向きに意見を言えばいいというわけではありません。

ポイントはこの「建設的」という単語に、全てが含まれています。

例えばグループディスカッション。

リーダーになった方がいいとか、2~3人話したあとで発言した方がいいなどの憶測が飛び交います。

しかし、実際になろうと思っていたリーダーになれなかったら、どうやって対処するのでしょう。

それではとてもじゃないですが、不安で仕方ないですよね。

こういったグループワークなどでは、この「建設的な意見」が言える人材が面接を通過していきます。

さて、この建設的な意見とは、どんな意見なのでしょうか。

【建設的な意見では無い意見】
他の人の提案している意見の悪いところをけなしただけ、文句つけただけで、「では解決のためにはどちらに進めたらよいのか?」という、問題をよりよい解決の方向に近付ける努力が見られない意見。感情的な反対意見などがこれに相当します。

【建設的な意見】
もし何かに文句をつけたら、それに代わる「代案」を具体的に提示し、あるいは代案のための材料を提示し、議論の方向を指し示すことができている意見。

いかがでしょうか。

建設的という意味が少しわかってきましたでしょうか?

簡潔に言うと「文句があるなら代替案」これが建設的な意見ということになります。

それでは実際にグループィスカッションで、建設的な意見を言える人と言えない人をそれぞれ比較してみましょう。

グループディスカッションのお題は「どんな人がリーダーにふさわしいと思うか?」。

これに対してある人が「具体的な手順を示さず、思いつきで指示を出す人はリーダーにはふさわしくないと思うよ」と言ったとしましょう。

それを受けて、下のとおりです。

【建設的な意見を言えてない人①】
「確かに私もそう思います。具体的に指導してくれないとチームとして機能できないし、思いつきで指示なんて出されたら、それこそチームで集まっている理由がないですもんね」

【建設的な意見を言えてない人②】
「思いつきで指示を出すということは判断力があるということだから、リーダーとして評価できると私は思います。もちろん、思いついたことのレベルが低かったら困るけどね」

【建設的な意見を言えている人】
「確かに私も同感です。つまり計画性のある人物ということですよね。事前準備をしっかりできる人材ですよね。でもそれだけだと独りよがりになる可能性があるので、多くの人の意見を受け入れることができるというのも大切な視点ではないでしょうか。多くの人の意見を聞きながら、計画を練り上げていける人物。これって●●さんが思い描いている人物像にかなり近いと私は思うんだけど、どうかな??」

いかがでしょうか?

グループディスカッションで①や②になっていませんでしたか?

あなたの意見が①や②に近い意見になっている場合は、グループディスカッションはもちろんですが、面接でも前に進むのは、難しいです。

では、具体的に①②のどこが問題なのかを見ていきましょう。

まずは①。これは真っ先にグループディスカッションで落とされてしまいます。

なぜかといいますと、意見ではなくただの同調で終わっているためです。

別にあっても無くてもよかった発言をしてしまっています。

この発言によって、新しい気付きを誰にも与えることができていません。

よって、人事はこの発言は評価することができません。

次は②。

これも評価されません。

むしろマイナスです。

なぜなら、反論しかしていないためです。

ただ自分の思っていることを伝えておしまいになっています。

全体に対しての影響力は全くと言ってありません。

自分では「するどいところをついたかも」と思っているかもしれませんが、人事はそんなことは見ていません。

発言による組織への貢献を中心に見ています。

ただ反論を言うのは簡単なことなのです。

ビジネスではその反論を活かしてお金を稼いでいかないといけない、実にシビアな世界です。

よって、この②の発言ではまったく評価されません。

そして建設的な発言である③です。

これくらい建設的な発言ができると簡単に通過できます。

【建設的な意見を言えている人】

「確かに私も同感です。つまり計画性のある人物ということですよね。事前準備をしっかりできる人材ですよね。でもそれだけだと独りよがりになる可能性があるので、多くの人の意見を受け入れることができるというのも大切な視点ではないでしょうか。多くの人の意見を聞きながら、計画を練り上げていける人物。これって●●さんが思い描いている人物像にかなり近いと私は思うんだけど、どうかな??」

まず人の意見に対して、それをもっと分かりやすい言葉で「要約」しています。

「つまり計画性のある人物ということですよね」という部分です。

そしてその意見に対して、さらなる方向性を示しています。

「でもそれだけだと独りよがりになる可能性があるので、多くの人の意見を受け入れることができるというのも大切な視点ではないでしょうか」という部分です。

これによって、人の意見からさらに良い意見を生みだそうとしています。

さらにわかりやすく「要約」し、みんなに共感してもらいやすい「多くの人の意見を聞きながら、計画を練り上げていける人物」と表現しています。

そして最後に、意見をした人に感謝の意もこめて、確認をしてあげています。

「どうかな??」と。

つまり、他人が言った意見をそのまま言ってもダメですし、ただ反論してもダメなのです。

そんな人とは仕事を一緒にしたくないわけです。企業が一緒に仕事がしたいのは、1しゃべったら5とか10とかの“+α”をもたらしてくれる人材なのです。

建設的な意見、これも常に意識して取り組むようにしてください。

これは練習あるのみです。

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投稿者プロフィール

Koichi TAKADA
Koichi TAKADA
22000名以上を支援してきている新卒専門の就職活動コンサルタント。年間10万通以上のエントリーシートを審査する新卒専門の採用活動コンサルタント。25年以上の北海道日本ハムファイターズのファン。