講演をきっかけに2週間で8名を中途入社できた鳥栖市の物流会社

(採用のPDFニュースメール「高田晃一からの手紙」2025年9月22日配信分より)

新卒でも中途でも物流業界は総じて採用活動が難しい。

しかし、何かをきっかけにしてブレイクスルーが生まれると応募者が続々と集まります。

佐賀県鳥栖市にある物流会社の取締役が、福岡県久留米市で開催した私のZ世代中途採用の講演に参加しました。

話の内容からアイデアを思いつき、実践した結果、業界未経験のZ世代の若い人を2週間で8名採用・入社することに成功しました。

何をしたのでしょうか?

講演で私がいつも言っていることのひとつに「言わなければ、わからない」があります。

業界では当たり前のことでも、外に出たら誰も知らない。

採用担当者は皆はここに気付かない。

素晴らしい内容でもきちんと伝えていないため、就活生から興味を惹かれない。

よって私が「きちんと伝えましょう!」といつもツッコミを入れます。

業界未経験者が不安に思うことは「入ってからの自分が想像できない」ことです。

さらに、自分も成長できそう(長く働けそう)だと思わせられることが大切です。

そのためには日々の仕事内容だけでなく、自身がどのように成長していけるか?

この道筋を事業内容の成長性と併せて説明しましょう。

この道筋をわかりやすく見せることで、「私もできそうだ」と応募への意欲を増すことができます。

具体的は現場の社員さんが登壇して、仕事の内容をもっと深く伝えました。

倉庫作業だけでなく、管理や企画、教育などにつながることも説明すると「こういうこともやっているのですか!」と印象が変わります。

1日・1週間・1ヶ月・1年の説明も重要ですが、5・10年スパンでの説明も重要です。

これは後に早期離職を防ぐ施策にもなります。

物流はただモノを動かすだけでなく、社会を支える大切な仕組みです。

その意義を明るく語ることで、Z世代の方たちの目も輝きます。

これが一番の決め手です。

物流の仕事は考える力と動かす力の両方が求められます。

Z世代の方たちは、事業を通じての社会への貢献を重視しています。

物流が社会を支える仕事ですが、きちんと伝わっていない。

ここを言葉と姿で伝えてください。

働く意味が見えた瞬間に、求職者の気持ちは動きます。

そして応募につながり、採用は2週間で8名、1ヶ月で20名の入社に成功しました。

非常に素晴らしい。

 


高田晃一への講演依頼
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