26卒就活生の特性からわかった採用活動の失敗を防ぐ方法

(採用のPDFニュースメール「高田晃一からの手紙」2025年10月6日配信分より)

マイナビは9月26日に、2026年卒版の新卒採用・就職戦線総括をPDFで発表しました。

学生、企業、学校の3つの視点で計測した結果を発表しています。

特筆は就活生1人あたりの内々定を獲得した社数が、5年ぶりに2を切ったことです。

ということは最初に内定をいただいた会社に入社を決めた就活生が多かったのですね。

PDFによると44%の就活生が最初に内定をいただいた会社に入社を決めました。

これは大きく3つのパターンがあります。

1つめは、夏のインターンシップで余程持ち上げられて、そのまま入社を決めたケース。

2つめは、夏も秋冬もインターンシップ選考に全滅して、3月に広報解禁した後の本選考で、最初に内々定をいただいた会社に入社を決めたケース。

3つめは人材エージェント会社からムリヤリ決められたケース。

早期離職の温床でしかないね。

この結果から中途も新卒も、採用を行う全ての企業にとって、自社の採用活動を改善すべきポイントが見えます。

絶対にやってはいけないのは「就活生は最初に内々定を出した会社に入社を決めるのだから、貴社も合説の出展とか強調サービスとかで強く宣伝しないと、見向きもされないよ!」と、ナビサイト販売会社の不安を煽るセールスに乗ることです。

ナビサイト上では貴社よりも超絶的有名な大企業と同じ土俵に乗って勝負しているのだから、勝てるわけがない。

負けることが決まっている、つまりは効果が一切無くお金の無駄遣いで終わる。

だから絶対に乗ってはいけない。

やるべきことは、応募した就活生・求職者を他社へ逃さないことです。

最も即効性のある策は、選考に係る情報、面接の合否の連絡をその日のうちにしましょう。

就活生は貴社だけではなく、複数の会社を同時進行で受けています。

よって「3日以内に連絡します」と言うと、その間に他社から内々定をいただいて、その会社に入社を決めます。

それを防ぐのです。

その日の終業時刻までに連絡するだけでも、他社に行ってしまう確率が激減します。

追加費用は要りませんね。

これだけでも新卒採用が成功する確率が上がりますよ!

 


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