合説やスカウトDMよりも安価で新卒採用ができる仕組み

(採用のPDFニュースメール「高田晃一からの手紙」2025年10月20日配信分より)

新卒採用や中途採用の場面で、合説に出展すれば良い人材と出会えると考える企業が多くあります。

その出展費用は1回で50万円以上かかります。

オプションを追加したり、複数回出展したりすると、100万円を超える場合も珍しくありません。

ナビサイトを通じたスカウトや特集ページの掲載にも、別途お金が必要です。

こうした費用をかけても、問い合わせが来ない、応募が1件も無いというケースが後を絶ちません。

予算をかけても効果が無ければ、採用に係る予算を別の方法に回す発想が必要です。

おすすめなのが、地元の高校や大学の部活動を支援する方法です。

たとえば、お米やプロテインのような食料品を毎月提供する、試合に必要な交通費を一部負担するなど、支援の方法はいろいろたくさんありますね。

部活動によって支援金額は変わりますが、月5万円ほどから始められます。

年間を通じて支援すれば、部活動の顧問や部員たちとの関係が深まり、その中から毎年1名が貴社へ入社してくださる仕組みが自然に生まれます。

つまり、年間60万円の支出で、確実にひとり採用できる仕組みができあがります。

合説に出展するよりも安価で且つ、成果につながる方法です。

また、地域の学校を応援しているという取り組みは、株主や顧客などからの評判も上がります。

良い会社という印象が広がり、保護者や先生方からも信頼を得ることができます。

支援先の学生にとっても、企業名を覚えてもらいやすくなります。

会社の雰囲気や考え方も自然と伝わるため、入社後もミスマッチが起こりにくくなります。

合説で短時間だけアピールするより、長い時間をかけて信頼関係を築いた方が、採用後の定着率も高まります。

まずは地元の学校の部活動の監督さんや部長さんに連絡してみてください。

かなり高い確率で快く迎えてくれます。

これを支援する専門の会社もあります。

人材獲得の最短ルートは、意外にも地域とのつながりを深めることです。

支援という形で関わることで、会社の魅力を自然に届けることができます。

費用を抑えながら採用を成功させたいと考える経営者にとって、大きなヒントになります。

 


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