15日の日経産業新聞5面より。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC013EZ0R01C22A1000000/
凸版印刷の新卒採用担当が、自社から内定を獲得できる方法を解説しています。
「そのとおりだね」と思いますが、全ての就活生に対して注目すべきは、学生へのアドバイスの項目です。
「たくさんの企業を見てください。事業領域や社風など生の情報にじかに触れられるのは就活生の特権だと思います。社員と対話を重ねることで入社後のイメージがわき、想像とのギャップが埋まります」
これはまさしくそれです。
就活生の最大の特権は、会社訪問と称して企業の中枢に簡単に入れることです。
45才の私は「産業スパイだ」と判断され絶対に入れない。
だから就活生の皆様は興味を持った会社があるのでしたら、「私は就活生です。貴社に興味があるので、会社訪問がしたい」と問い合わせたら、結構高い確率で会社の中に入れます。
京都アニメーションが大火事に遭い復興して新卒採用を再開した直後、アニメ好きの就活生が問い合わせをしたら、京都アニメーションへの訪問が実現しました。
別の方法では、展示会に行くのも良いですね。
先週にセミコンジャパンが開催されました。
半導体業界の現場のテンションの高さに惹かれ、「大学で誰も教えてくれなかった」と、装置や原料などの会社に志望を変えた就活生が多く居ます。
そういうことです。
就活生であるあなたが入社したとしたら実際に働く現場は、会社説明会やインターンシップでは盛って演出しているため、絶対にわからない。
しかしそれがヤラセ演出が一切無く一発でわかるのが、会社訪問と展示会です。
展示会は来年の3月までに、化粧品の展示会である化粧品開発展と、食品と飲料の展示会であるスーパーマーケット・トレードショーが開催されます。
どちらも就活生に人気のある業界です。
しかしどちらの業界も、会社説明会の内容とリアルの現場との乖離が甚だしい。
よって就活生人気企業ランキングに載っている会社なのに、「思っていたのと違う!」と、入社1年以内で半分以上が退職する会社が結構多く有るのです。
これがいけない。
「思っていたのと違う!」を防ぐべく、実際に働く現場をあなた自身が体験するためにも、会社訪問と展示会のブース訪問は絶対に行った方が良いですよ!
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