採用のPDFニュースメール「高田晃一からの手紙」2024年12月30日号より

私はメーカーの研究職出身ですので、製造業からの相談が多く来ます。

製造業における仕事の進め方を熟知しているため、コスパ最強で安定して採用できる仕組みを作っているのですが、直近の実例を紹介します。

愛知県稲沢市にある工場です。

精度の高い良い製品を作っており、黒字経営を続けています。

しかし製品がマニアックすぎるため、地元民ですらも知られていません。

よって、令和が始まってから採用で苦慮していました。

現地に私が行きます。

担当の取締役から説明を受けます。

敷地内にある施設を全部見ました。

答えが出ました。

外からの見栄えです。

長年の操業に揉まれて、外壁も内壁も塀も全てススと機械油で汚れすぎていました。

「汚れの蓄積こそが名誉の勲章だ」と言われましたが、令和の今では全く通用しません。

「不潔な職場だ」と見做され、求職者が敬遠していたのです。

よって執った改善策は、徹底的な掃除と看板の塗り替え、使わない機械の売却、採用に係る事業仕分けです。

掃除で費用は掛かりましたが、採用に関しての追加費用はゼロでした。

機械を売却したので、お金が増えました。

キレイになった工場を多く撮影し、自社の採用サイトにアップロードした結果、次の日からお問い合せや応募が来るようになりました。

それまでの約1年はゼロだったのに、キレイになった建物を見せただけで、採用が成功しました。

とても素晴らしい。

採用コンサルティングで私はZoomを使わない理由がここに有ります。

現地に行かないと掴めないことがたくさんあるためです。

求職者の身になってその場所で働くと仮定したときに覚えた違和感が、確実に採用が成功するための策になることがとても多いのです。

その中でよく有るのが「掃除しなさい」です。

求職者の目線で貴社を見たとき、働きたくなくなる要素を消せば、ナビサイトを使わなくても採用は成功します。

直近の実例が稲沢市の会社でした。

お金が少し増えて、採用が成功したのですから、とても素晴らしい!

 


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