採用のPDFニュースメール「高田晃一からの手紙」2025年1月13日号より

合同企業説明会(以下、合説)への出展は、採用活動の一環として多くの企業が検討します。

しかし、その効果は出展するイベントの種類によって大きく異なります。

特に大手ナビサイトが主催する合説は、絶対に出展してはいけない。

なぜなら、多くの企業にとって、お金の無駄遣いにしかならないためです。

このような合説は、有名な企業を前面に出して求職者を集めることを目的としています。

有名企業A社、有名企業B社、有名企業C社といったブランド力のある名前が広告に並ぶため、多くの求職者が参加することは間違いありません。

しかし、参加した求職者の多くは、有名企業のブースを回ることしか考えていません。

A社のブースで話を聞き、次にB社へ、そしてC社へ……。

これで満足して帰宅する流れが一般的です。

そのため、世間的に無名なあなたの会社のブースにはそもそも足を運ばないのが現実です。

そういう発想すらもありません。

結果として、出展費用が無駄になります。

こうした事実を知りながらも、ナビサイトを販売する会社は、出展を売り込む際に「有名企業も出展するから、あなたの会社も参加しないと採用は失敗するよ!」と不安を煽るトークを使います。

しかし、このトークに乗ってはいけません。

販売会社の目標は、出展数を増やして自社の売上を伸ばすことです。

貴社の採用の成功を考えているわけがありません。

その結果、高額な出展料を支払ったのに、求職者はブースに来ない事態が特に大都市で起きています。

これもまさしく「ぼく、言いましたね」ですよ。

出展しても効果が期待できる合説もあります。自治体や中小企業家同友会、商工会議所や業界団体が主催する会です。

これらの合説は出展料がナビサイト会社の主催する会より安価であることが特徴です。

また、有名企業が出展しないため、主催団体が求職者を誘導し、あなたの会社のブースにも訪問者が来る仕組みが整っています。

これにより、コスパ最強の採用活動が実現しやすくなります。

有名企業が多数出展する合説への参加は、確実に採用の失敗につながります。

これは絶対にダメ。

自社の特性や採用ニーズに合ったイベントを選び、お金を有効に遣いましょう。

それが貴社の永続的な採用の成功を実現する基本であり、第一歩です。

 


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