(採用のPDFニュースメール「高田晃一からの手紙」2025年3月10日配信分より)
3月1日に26卒の新卒採用が解禁されました。
直近の1週間、全国各地で合同企業説明会が開催されています。
しかし、参加する就活生は昨年と比べて大きく減っています。
最も顕著なのは、1日に幕張メッセで開催されたマイナビの合同企業説明会です。
千葉テレビの報道より、今年の入場者数は1300人でした。
https://www.chiba-tv.com/plus/detail/202503119831
参考として、マイナビが昨年同日に同じ場所で開催した合同企業説明会には1万人以上が来ています。
昨年比8割以上の入場者数減です。
この振り幅の大きさは、逆にすごいよ。
大幅な減少の背景は、2月1日時点で39.3%の内定率があるほど早期選考が進んでいることです。
さらに就活生は、WEBだけで選考の情報を獲得できています。
このため、合同企業説明会に行く意味がないと感じているのですね。
マイナビや学情のような大手ナビサイト会社が主催する合同企業説明会は、新卒採用の成功には直結しません。
私は一昨年から「大きなナビサイト会社の合同企業説明会には出展してはいけない」と伝えてきました。
実際、アドバイスに従った企業から「費用の無駄遣いを防げました」と感謝の言葉をいただいています。
一方で「早期選考が進んでいるんだから、貴社も出展しないと新卒採用は失敗するよ!」と不安を煽る営業トークに乗せられ、出展した企業はブースに座った就活生がゼロ!と、大きな損をしています。
まさに「ぼく、言いましたよね」ですよ。
前号、合同企業説明会で就活生と接点を持つ方法をお伝えしましたが、活用した企業はギリギリの成果を上げています。
しかし、費用対効果が合わない。
就活生の動向は変わりました。リクナビはすでにリアルの合同企業説明会を止めました。
この流れは今後も加速します。
お金をかけずに新卒採用が成功する方法として、今回の事例は重要です。
セールストークに惑わされず、就活生の心理に沿った採用を行いましょう。
先ずは大きな合同企業説明会への出展を止めることが、コスパ最強の新卒採用を実現するためのひとつの有力な方法です。
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