(採用のPDFニュースメール「高田晃一からの手紙」2025年4月7日配信分より)
厚生労働省からの告示より、今月1日から合同企業説明会で金券、つまりはamazonギフトやQuoカードの配布が禁止です。
厳密には500円まではOKです。
しかしたったの500円では効果がありません。
中途採用でエージェント会社が入社祝い金を差し上げる制度は、2021年に禁止となりました。
これを横展開して、告示が云うところの「募集情報等提供事業者」、つまりはナビサイト会社や合同企業説明会を主催する会社(団体)まで範囲を広げたのですね。
今月最初に南海放送と千葉テレビが報じたように、特に新卒向け合同企業説明会の入場者数は、幕張メッセの会は前年比94%減と少なすぎて半端ない。
しかし企業からの合説の開催のニーズが強い。
よって学生がもっと多く来るよう、amazonギフトやQuoカードで呼んでいたのが、今月から使えなくなりました。
地方の合同企業説明会を主催する会社は、策をむちゃくちゃ考えています。
直近で5件の主催団体からアドバイスを求められました。
知的財産保護の見地で細かくは言えないのですが、前号でお伝えした大盛り上がりだった中国の合同企業説明会を元ネタにして、私が持っている成功事例を複数話しました。
昨年に実践して成功した私の経験のひとつは、「お金で釣るのはヒネリがない」と考えて、食べ物で呼ぶ作戦をしたことがあります。
当時流行していた10円パンをブースに来た方全員に差し上げて、頬張りながら説明を聞く仕掛けをしました。
ブームの真っ只中にある食べ物をいただけるので、ブースにたくさんの学生が集まり、名簿も多く獲得できて、実際に採用が成功しました。
合説によっては食べ物の持ち込みをNGにしている合同企業説明会は2025年の今も結構多いため、汎用性が少ないのが残念です。
このような感じで、主催する会社(団体)に集客を任せるのではなく、出展する企業は自社のブースに座っていただける仕掛けを独自で知恵を出して考えないといけない時代に入りました。
特に新卒採用においては、合同企業説明会の在り方を考え直す時代に突入したのかもしれません!
私もアイデアを出しています!
引用元の厚生労働省の告示: https://x.gd/dy1qC
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