(採用のPDFニュースメール「高田晃一からの手紙」2025年4月21日配信分より)

エージェント会社は、企業からの紹介料で成り立っています。

紹介数や契約成立が最優先になります。

あなたの会社の魅力や社風を理解するよりも、成約に向けた行動を優先しがちです。

そのため、マッチしない学生を無理に紹介することが基本です。

紹介された学生と面接をしていると、最初から違和感を覚えることもあります。

それでも「この人を断ったら貴社への紹介は止まります」とエージェント会社から言われると、つい内定を出してしまいます。

その違和感が的中して入社後、社内の雰囲気に合わず、数日で辞めてしまう例も実際に起きています。

これが今月多く騒がれている早期離職が起きてしまった最たる理由です。

紹介料として50万円以上を支払ったのに、入社して10日以内で退職を喰らってしまう。

費用面でも精神面でもショックは大きい。

しかしここに採用において大きなチャンスがあります。

早期離職をしてしまった25卒新社会人です。

最初に入った会社に合わなかっただけで、貴社には絶好の人材である可能性が大きい。

その方々向けに「今からでも歓迎。GW明け入社で25卒新卒として迎えます」ときちんと伝えましょう。

これだけで、応募が集まりやすくなります。

伝える手段として最も効果的なのは、貴社の採用に特化したWEBサイトとハローワークへの求人票です。

逆にNGなのはナビサイトの購入です。

誰も見ないためです。

昨年、この方法で退職間もない24卒新卒社会人を採用した企業では、早期離職がほとんど起きていません。

求職者側も真剣になって就活をしていますし、それに応えて会社側も自社に合う人材だけを見極めて正確に採用できているためです。

エージェント会社に頼らない採用を実践した結果、費用がそれほど掛からない採用が実現しています。

この記事は新卒に目を向けた内容ですが、中途採用でも十分に適用できる内容です。

エージェント会社から紹介されるよくわからない求職者に振り回されず、貴社が自前で中途も新卒も採用が成功するよう、スキルのクオリティを日々上げていきましょう。


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