(採用のPDFニュースメール「高田晃一からの手紙」2025年5月5日配信分より)

地方企業の中途採用は難しい、とよく言われます。

特に、地元に新幹線の駅も大学も無い街では若い人が外に出ていくため、中途採用は採用が厳しくなるという話を多く聞きます。

これ、本当にそうでしょうか。

筆者は、採用支援サービスの営業トークに多くの企業が惑わされているように感じています。

確かに、簡単に採用できる状況ではありません。

しかし、地域の特徴をしっかりと調べて、その土地に合ったやり方を選べば、大きな費用をかけなくても人材を確保することは可能です。

サービスを販売する会社は、「他社も使っているから、今すぐ導入しないと貴社も採用に失敗しますよ」と不安を煽ってサービスを販売します。

同調圧力に屈してサービスを購入した企業は大体、採用に失敗しています。

その事実を、販売する会社は一切言わない。

これがいけない。

間違った方法で採用をし、その方法しか知らない方、採用は厳しいと言ってしまうのです。

これがもったいない。

筆者は最近、鹿児島県霧島市にある企業の中途採用の支援を行いました。

この企業も煽られるままにサービスを購入し、採用に失敗していました。

しかし今回は私が、現地に足を運び、地域の人の考え方や生活スタイルを徹底的に体感しました。

同時に、その会社の事業内容や求める人物像を明確にしました。

すると、合う採用の方法が見えてきました。

ざっくり申しますと、採用に特化したWEBサイトをおおきく作り直し、ハローワークに出す求人票を地元求職者の意に沿った内容に書き換えました。

丁寧に書き直しましたよ。

さらに、地元の行政や商工会議所も全力で利用しています。

地元の求職者と直接に話すことができ、大きな反響がありました。

その結果、複数名の中途人材を採用することに成功しました。

今も毎週、採用についての問い合わせが来ています。

すべての取り組みにかかった費用は最小限です。

行政の支援や地域のネットワークを上手に活用した結果です。

地方の中途採用は確かに簡単ではありません。

しかし、地域と自社を正しく理解し、不安を煽るセールスに流されなければ、十分に成功できる道はあります。

霧島市での成功は、まさにそれを証明しています。

とても素晴らしい。


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