(採用のPDFニュースメール「高田晃一からの手紙」2025年5月19日配信分より)

新卒も中途も採用に苦戦している会社が増えています。

特にZ世代を採るのは簡単ではありません。

平成の頃とは違い、求職者側の価値観が大きく変わりました。

そのため、コロナ禍前では通用した採用活動の手法では、応募が来なくなっています。

Z世代が貴社への応募をためらう理由の最上位は「この仕事についていけるのか?」です。

つまり、失敗に対してビビりすぎているあまり、仕事が体得できる仕組みが見えないため、不安が膨らんでしまっています。

この不安を貴社で先に解消させれば、ナビサイトのような求人広告に多くの費用を使わなくても、容易に応募が来るようになります。

この不安を無くすには、貴社の仕事の進め方を具体的に伝えましょう。

たとえば、新卒1年目の社員が実際にどんな1日を送っているかを紹介するだけでも大きな効果があります。

新入社員研修の内容、どんな上司が指導してくれるのか、これらを文字で説明して自社のWEBサイトに掲載して且つ、動画にしてYouTubeにアップロードしましょう。

もうひとつ、非常に効果的な方法があります。

未経験者向けの業務マニュアルを整備することです。

Z世代の多くは失敗を極端に恐れています。

「自分だけできなかったらどうしよう」

「まわりに迷惑をかけたら嫌だ」

そんな気持ちが応募をためらわせているのです。

この恐れを解消するには、「最初はこのマニュアルどおりにやってくれれば大丈夫」と安心させることが必要です。

実際に会社の中で活用している業務マニュアルを紹介し、「この通りにやればOKです」と明示することがZ世代には響きます。

このような業務マニュアルは、採用の効果だけで終わりません。

ひとつひとつの手順を言葉にしていくことで、業務のムダが見つかることも多いのです。

結果として業務の見直しが進み、経費削減にもつながります。

採用と同時に業務改革まで実現する方法は、なかなか他にありません。

そのため私は「新卒採用を毎年続けなさい」と言っています。

Z世代に響く内容を伝えるためには、未経験者でも安心して働ける仕組みを見せることが大切です。

業務マニュアルを整備して見せるだけで、採用の成果が大きく変わりますよ!

 


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