応募者の質も定着率も同時に高める採用設計の進め方
(採用のPDFニュースメール「高田晃一からの手紙」2026年3月24日配信分より)
応募が来てもすぐに辞めてしまう。
そんな悩みを抱える会社は少なくありません。
原因の多くは、採用の設計にあります。
「うちに合う人材とはどんな人か」を突き詰めて考えたことはありますか。
世間で優秀と評価される人が、自社でも活躍できるとは限りません。
自社で成果を出している人の共通点を洗い出す、いわば会社自身の自己分析が必要です。
就活生が自己分析をして自分に合う会社を探すように、会社側も自社に合う人物像を言語化する作業が求められます。
その自己分析の結果を採用情報として発信すれば、自社にフィットする候補者が集まりやすくなります。
採用にかけるお金を増やさずとも、応募の質が変わります。
ただし、採用はゴールではありません。
入社後に定着できる環境を整えることが、同じくらい重要です。
「何をすれば評価されるのか」が曖昧なまま放置される会社では、どれだけ意欲のある人材でも力を発揮できず、早期退職につながります。
これが「入ってもすぐに辞めてしまう会社」に共通するパターンです。
鍵を握るのは、入社後90日間の過ごし方です。
ある会社では中途入社の営業担当に対し、30日目に顧客リストを把握、60日目に既存顧客への訪問完了、90日目に初受注という具体的な行動目標を設定しました。
結果、4ヶ月目には安定して売上を出せる人材に成長しました。
この差は能力ではなく、設計の差です。
今すぐ予算0円で始められる取り組みがあります。
入社後90日の行動目標と成功の定義を、紙1枚に書き出してください。
あわせて、上司以外に相談できる社内の人間を1人決めておくだけで、孤立を防ぎ定着率が大きく改善します。
面接の段階で「この仕事に求める成果はこれです」と具体的に伝えることも、入社後のミスマッチを減らす有効な一手です。
定着率が上がると、採用活動にも好循環が生まれます。
「入社後のサポートが手厚い会社」という評判は、それ自体が強い採用メッセージになります。
応募者が集まりやすくなり、広告費をかけずとも採用が成功し続ける仕組みが整っていきます。
採用で勝ち続ける会社は、お金をかけている会社ではなく、入社後の設計に時間をかけている会社です。
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