26卒新卒の超早期離職から安価で採用のチャンスを掴める方法
(採用のPDFニュースメール「高田晃一からの手紙」2026年4月7日配信分より)
4月上旬の今「新卒が入社初日で退職」の報道が目立ちます。テレビ局や新聞社が毎年この時期に取り上げる、すっかり風物詩になった光景です。世間は「イマドキの新卒は根性がない」と騒ぎます。
まさに、今が貴社のチャンスなのです。知らなかったでは勿体ない、大きな採用機会が今目の前にあります。
実態を冷静に見てみましょう。
厚生労働省の統計では、大卒新卒の入社1年以内の離職率は年々下がっています。21卒は12.3%、22卒は12.1%、23卒は11.0%、24卒は10.1%でした。モームリの報道が広がるほど、学生は入社前に企業を厳しく見極めるようになり、結果的にミスマッチが減っているのが現実です。報道の印象と真逆の事実がそこにあります。
学生は入社前に企業を厳しく見極めるようになりました。結果、ミスマッチは着実に減っています。2000年代から続く「3年で3割」の水準は、2020年代にむしろ改善傾向にあるのです。
ここで発想を転換します。今まさに退職した彼ら彼女らを、貴社が受け入れるのです。
入社して1週間で退職した方は、既卒扱いの第二新卒になります。ただし誤解してはいけません。社会に適応できない人ではないのです。
立教大学などが警告を発しています。「就職エージェントに言われるがまま決めた」「深く考えずに内定先を決めてしまった」。これが主な退職理由です。退職して初めて、彼らは自分を深く振り返ります。本気で就職活動に向き合い始めます。
まさに、覚醒した状態の26卒求職者が、今月ゴロゴロ生まれているのです。
ここで貴社の出番です。採用ページを既に作り込んでいた会社が圧倒的に有利になります。「4月に退職したあなたの応募をお待ちしています。26卒の新卒として入社いただけます」と求人票やナビサイトで発信するのです。
すると、貴社の社風に合った方からの応募がゴールデンウイーク前に届き始めます。毎年の恒例光景として起きています。
採用コストの面でも、この施策は驚くほど効率的です。新卒採用で1人を獲得するには、大手ナビサイトの掲載料、合同説明会の出展費、内定者フォローの費用などを合計し、1人あたり100万円前後の広告費がかかる会社が多数派です。
一方、4月の第二新卒採用なら、自社サイトと既存の求人票への一文追加だけで動き出せるため、採用単価は5分の1以下に収まります。実際、20万円以下で1人の採用に成功した中小企業の事例が、毎年複数生まれています。
想像してみてください。大企業が豪華なパンフレットと豪華な採用イベントで疲弊している5月、貴社は既に社風に合う26卒社員を迎え入れています。予算は大企業の数分の1です。
5年後を考えてみましょう。この時期の第二新卒を毎年1人ずつ採用し続けた会社は、5年後に5人の若手戦力を抱えています。採用単価の累計差額は数百万円レベルです。貴社のバランスシートに確実に反映される差額になります。
逆に、報道を鵜呑みにして動かなかった会社はどうなるでしょうか。「今の若者はすぐ辞める」と嘆き続け、5月以降の採用活動では中途市場で100万円単位の広告費を垂れ流します。毎年続けば、5年で大きな機会損失になります。
人手不足倒産は2025年に427件と過去最多を更新しました。採用を「運任せ」にし続けた企業から姿を消していきます。逆に、毎年4月の第二新卒採用を戦略に組み込んだ会社は、5年後に同業他社と明らかな差を作れます。
実践の大前提があります。3月末までに質の高い採用サイトが完成している状態が理想です。完成していなければ、来年に向けて今から準備しましょう。並行して「4月に退職した26卒からの応募を歓迎」の文面を既存の採用ページにアップロードするのです。
このスピード感が勝負を決めます。5月のGW明けには他社も動き出します。動き出す前の4月中が、貴社にとって黄金の2週間になるのです。
ここまで読んだ担当者の方へ、今日この瞬間から始められる行動を3つお伝えします。
1つめ。貴社の採用ページを今すぐ開いてください。作業時間は3分で終わります。
2つめ。ページの冒頭か目立つ箇所に、一文を追加します。「4月に退職された26卒の方、歓迎します。当社で新卒として再スタートしませんか」。文案を考える時間は10分程度です。
3つめ。その文面を公開します。WordPressや既存のCMSで管理している採用ページなら、公開ボタンを押すだけです。15分以内に完了します。
合計30分弱。お金は1円もかかりません。パソコン1台と、貴社の採用ページへのログイン情報だけで完結します。
「損してた」と気づいた今日が分岐点になります。明日では遅い可能性が高い。ライバル企業も同じ情報に触れ始めているためです。
もう一歩踏み込むなら、Xや自社のFacebookページでも同じメッセージを発信しましょう。「4月退職の26卒の方、ウチで再スタートを」。この短文を投稿するだけで、検索で辿り着いた方からのDMが来始めます。投稿の所要時間は5分です。
報道は派手な数字を切り取ります。ただし、その向こう側にある冷静な事実を掴む会社が、採用で勝ち続けます。
離職率は下がっています。真剣に自分を見つめ直した26卒が、今この瞬間も生まれています。貴社の採用ページが、彼ら彼女らのキャリアを救う受け皿になるのです。
さぁ、採用ページを開きましょう。30分後、貴社の採用は新しい扉を開けています。
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