世間的に優秀な人ほど早期退職を喰らうよ!解決はこれでOK

(採用のPDFニュースメール「高田晃一からの手紙」2025年10月20日配信分より)

性格も能力も高い人に来て欲しいと願う企業は多くあります。

求人を出し続けていると、ときどき本当に優秀な人からの応募が来る場合があります。

三顧の礼を以て内定を出し、いざ入社しても、わずか数週間や数カ月で辞めてしまうことがオチです。

このような残念な結果が出たとしても、相手が悪かったわけではありません。

貴社とその人の相性が合わなかっただけなのです。

いくら優秀でも、自社の性格と合っていなければ、早期に辞めてしまいます。

反対に、一般的な基準で優秀とされていなくても、自社と性格が合っていれば、長く働き続け、しっかり成果を出してくれるのです。

この視点を持つことで、採用活動に対する考え方が大きく変わります。

世間の評価や学歴、スキルといった表面的な情報だけで判断するのではなく、自社にとってどのような人がフィットするのかを明確にすることが重要です。

そのためには、企業側も自己分析が必要です。

どのような人がこれまで活躍しているのかを洗い出してみましょう。

たとえば、元気で素直な人が伸びているのか、落ち着いてコツコツやる人が向いているのか、上下関係を重視するタイプが多いのか、横のつながりを大切にする人が多いのかなど、過去の成功例をもとに共通点を見つけることが第一歩です。

例えば「目立つよりも、地道にコツコツをコトを進めることが得意な人が多い会社です」と書くだけでも、応募者にとっては具体的な判断材料になります。

こういった情報発信を、今あるホームページや求人票の中で少しずつ取り入れていくことで、自社に合う人が集まりやすくなります。

採用には大きなお金をかけることは全くの無意味です。

大切なのは、自社に合う人を言葉で引き寄せる工夫です。

自社に合う人を迎え入れれば、長く働き、戦力として活躍してくれるようになります。

採用とは「自社らしさ」と「相手らしさ」の出会いの場です。

この視点を持てば、採用活動はコスパ最強で容易に成功します。

16日に行った佐野商工会議所での講演でこの話もしました!

 


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