Z世代採用の支援をする理由

高田晃一がＺ世代採用をプッシュしている理由

私、高田晃一の採用コンサルタントとしてのミッションは、企業がもっと繁栄する未来を築くための最良の人材を採用する手助けをすることです。

特に、新卒採用とZ世代の中途採用に力を入れており、これまでに250社を超える採用を成功に導いてきました。

そのように考えるのは、福島県での経験があります。

福島県の某工務店の奇跡

福島県にある某工務店。創業以来、地域に根ざしたサービスで多くの信頼を築いてきました。しかし、社員の平均年齢が50歳を超え、会社は黒字でありながらも高齢化と人手不足という深刻な問題に直面していました。このままでは倒産の危機が現実のものとなるかもしれない――そんな不安が経営陣を襲いました。

そのとき私は「採用で解決しましょう」と提案し、コンサルティングを開始しました。まず最初に目をつけたのは、地元の福島大学です。キャリアセンターを継続的に訪問し、企業の魅力を学生たちに直接伝える努力を重ねました。その結果、2名の新卒が入社を決意しました。

入社した2名の新卒社員は、経営層との相性が抜群で、入社してすぐに目覚ましい成果を挙げました。わずか数ヶ月で2000万円以上の売上を達成し、1年でなんと10億円の売上を生み出したのです。彼らの成功は、工務店全体に新たな風を吹き込みました。

この2名の新卒社員は、旗振り役となり、同世代のZ世代の中途採用を積極的に始めました。彼らのエネルギーと情熱に惹かれ、数名のZ世代の中途社員が次々と入社してきました。その結果、社内は若い力で満ち溢れ、活気が戻りました。

さらに、この2名の新卒社員の活躍が評判を呼び、次年度以降も福島大学から確実に2名の新卒社員が入社する仕組みが完成しました。若手が先頭に立ち、中堅社員もその姿に刺激を受け、奮起して努力するようになりました。その結果、毎年売上も粗利も増え続け、人手不足の心配は完全に解消されました。

また、販管費を大幅に削減することができ、営業利益を大きく増やすことができました。全社的な若返りが大成功し、会社全体が新たな成長期を迎えることとなったのです。

停滞しすぎて倒産の危機にあったこの会社は今、新たな成長の真っ只中にいます。

この奇跡のような成功体験は、私の使命を一層強固なものにしました。高田晃一は、このような会社を全国でどんどん増やしたいと強く願っています。若い力が企業に与える影響は計り知れません。未来を創るのは、情熱と信念を持ったZ世代の若者たちです。

このエピソードより、新卒採用やZ世代の採用を強くプッシュする理由は、下の5つです。

（1）全社的な業務改革の推進

Z世代はデジタルネイティブであり、最新のテクノロジーやトレンドに精通しています。そのため、彼らは企業のデジタル変革やイノベーションを促進する力があります。彼らの新しい視点とアイデアは、既存のビジネスプロセスを見直し、改善するきっかけとなります。

（2）若々しく明るい社内の雰囲気

若い世代の社員が増えることで、社内の平均年齢が下がり、活気に満ちた明るい雰囲気が生まれます。これにより、全社員がよりオープンで柔軟なコミュニケーションを取りやすくなり、組織全体のモチベーションも向上します。

（3）継続的な採用による人材不足の防止

毎年継続的にZ世代の社員を採用しないと、若手社員が育たず、結果として人手不足に陥る危険があります。下っ端として入社して経験を積み、その経験を以て後に入社した後輩社員へ教育をすることによって、中堅社員へと成長していきます。しかし、継続的に採用ができなければ、年齢的には中堅になろうとも、ずっと社内最年少の下っ端のままでおり、「もうイヤだ！」と退職してしまいます。この退職が続々と起こり、結果として人材不足になります。よって、Z世代の継続的な採用は、組織の健全な人材サイクルを維持するために不可欠です。