味の素のせいでプレイステーション５が遊べない！

１月１３日付けの日経産業新聞３面より。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ08AUD0Y1A100C2000000

プレイソテーション４Proの出荷が終了したのに、プレイステーション５の品薄状態が続いているよ、という内容です。

Xboxに対抗して売り惜しみしているのではないか？とか言われていますが、詳しく調べると、ソニー・インタラクティブエンタテインメントも出荷したいのに出荷できない理由があることがわかりました。

ニューヨーク市に本社がある工業系ニュースサイト、ExtremeTechより。
https://www.extremetech.com/computing/318937-report-packaging-issues-ps5-demand-may-be-hurting-tsmc-production

ゲーム機のプレイステーション５とXboxシリーズXが、半導体製造で世界1位のTSMCの製造ラインを大きく圧迫しているよ、と報じています。

プレイステーション５とXboxシリーズX はどちらも、AMDのZen2アーキテクチャのCPUを搭載していることで話題になりました。

しかし、発売から２カ月以上経った今でも、世界的な品切れ状態が続いています。

それはなぜか？

AMDのCPUには、味の素が作った絶縁体が使われているのですが、その味の素の絶縁体が圧倒的に品不足のため、CPUをまともに生産することができない。

味の素の代わりになる絶縁体も地球上にはない！

その結果、プレイステーション５とXboxシリーズX を生産をすることもできない！

よって、味の素のせいでプレイステーション５が生産できなく、市場には品薄の状態が続いているのです。

アチャー！

ここで日本人として注目すべきことは、味の素という日本企業の製品がないと、世界でシェアを獲っている商品の生産ができない、という状況を作り出していることです。

iPhone12において、通信機能や撮像素子で最も重要な電子部品は、村田製作所をはじめとして日本企業が独占しています。

これと同じことです。

昭和期のような商品まるごとで世界シェアを獲るのではなく、iPhone12のような世界シェアを獲っている外国メーカーの商品に対して「ウチの製品がないと、御社の商品が絶対に生産できないよね」と言わせる代替品のない製品を持つことが、国土が狭く、人もそれほど多くない日本企業が世界で勝つ方法です。

コロナ禍でそういう企業がどんどん出てきていますね。

味の素は世間的にも就活人気企業ランキングの常連の超有名大手企業ですが、世間的には全く知られていない世界シェアを獲っている日本企業は多くあります。

半導体の絶縁体といえば、新潟市にあるナミックスも世界的な超大手企業です。

こういった企業がコロナ禍でも世界中から注文が来ているため、積極的に採用活動を行っていますね。

非常に素晴らしい。

就活生の皆様は是非、こういった感じで意識的に企業を調べてみましょう！
　
　
　
　