本日の日経MJ1面より。
https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00129/052600026/

GUの柚木社長のインタビューです。

ユニクロではないGUらしさについて語っています。

柚木社長はかつて、責任者だった新事業で大失敗をしました。

何か?

「ユニクロ野菜」です。

2002年にユニクロが野菜を販売するサービスを始めました。

柚木さんは西宮市にある八百屋の息子ですが、ユニクロとしては専門外ですので、26億円の損失を生み出しました。

しかし、柳井さんは柚木さんをクビにせず、GUの社長に据えてその結果、2300億円事業に育て上げました。

すごい!

ここで非常に重要なポイントは何か?

大企業は失敗に寛容だ、ということです。

スタートアップ企業を志望する就活生が多く居るのですが、26億円とはいわず、2600万円の損失でスタートアップは簡単に潰れます。

さらには自身が扱える金額も多くて1億円程度で少ない。

よって、振る舞いの細かいところに「せこい!」と感じさせる箇所が散見されますね。

しかし、大企業に入社すれば、新事業で26億円の損失も許容されます。

事例を挙げますと、ロームの松本社長は課長時代、新事業として半導体の受託生産事業を始めましたが、50億円くらいの損をしました。

しかし今は、社長です。

バンダイナムコの宮河社長は、270億円の大損失を生んだ伝説的ゲーム機「ピピンアットマーク」の事業責任者でした。

しかし今は、社長です。

こういうことです。

ここが私が就活生に対して「世間的な知名度は関係なく、とにかく新卒では大企業に入りましょう!」と言っている理由のひとつがあります。

失敗に対して寛容だからです。

スタートアップ志望の就活生の方も新事業開発とか社内ベンチャーとかに積極的な会社に入れば、スタートアップ以上に大きなお金と大企業の衣を借りたコネが使えたりするので、大きな事業成長を成し遂げやすい。

ここが良いですね。

よって、新卒の就活生はとにかく一番最初に入る会社は、世間的な知名度は全く関係なく大企業が絶対に良いよ!




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