昨日の日本経済新聞17面より。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC12EYZ0S2A510C2000000/

日本が世界に誇る大手企業のSMCの連結純利益が1929億円で、4期ぶりに最高益を更新したそうです。

非常に素晴らしい。

SMCはJR秋葉原駅のすぐ近くに本社がある、空気圧での制御機器で世界シェア1位の会社です。

圧縮空気で「プシュ!」「パシッ!」と、シリンダとかチャックとかを動かします。

最もわかりやすい例は青果物の選別です。

例えばリンゴが1列に並んでベルトコンベアに運ばれます。

赤外線か画像かの認識センサにて等級が選別され、それぞれの等級ごとの箱にリンゴを「フッ!」と吹き飛ばして箱に納めるのです。

ロボットのアームとか人間の手とかに全く触れないため、無傷でリンゴを出荷できます。

素晴らしい。

電気制御と油圧制御がありますが、空気圧が最も構造が簡単です。

よって、導入も保守もしやすいし、価格も安めなのです。

この空気圧の制御機器で世界1位を獲っているのがSMCなのですが、最高益を実現したのは、世界中で工場建設ラッシュであるためです。

記事では人件費の高騰とありますが、具体的には採用にかかるコストが急増してるためです。

SMCの顧客企業は総じて、給与も高めですし、抜群の福利厚生の制度を有している超優良企業しかないのですが、世間的な知名度の無さゆえの応募者が少なすぎて、採用難です。

「1年中採用で困っているのだったら、自動でできる仕組みにすれば、採用で悩むことは無くなるね」と、人間が行っていたことを続々と自動化できる仕組みに換えています。

これは就活生・求職者自身が優良企業に入社できる機会の芽を潰していることになっているので、非常にもったいない。

世間的な知名度にとらわれず、有意義な社会人生活を送ることを意識しているのでしたら、日本の製品で世界に貢献できる超大手企業のSMCを、私は全力でオススメするよ!

 

 

 

 

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