日経トップリーダー8月号の特集は人材の定着です。

採用した社員を辞めさせないようにするため、実際に成功している4社の施策を解説しています。

特集のシメには同業の超大物、谷出正直さんのインタビューが掲載されております。

「人材が定着しない原因の1つは雑な選考にある」

誠に素晴らしい内容です。

まさしくそのとおりです。

本当に日本の企業は総じて、雑に採用しすぎている。面接の質問が雑ですし、お問い合わせが来てからの返信が、長く待たせすぎて且つ文面の日本語の使い方が雑すぎる。

谷出さんの声明に私も、全力で賛同します。

しかし賛同しているだけではヒネリがないため、私の視点も述べてみます。

まず考えるべきは「なぜ雑になってしまうのか?」です。

その理由はアベノミクスの恩恵からの反動です。

リーマンショックと東日本大震災から日本は就職氷河期になりかけました。

ここで安倍さんが頑張って、企業に「無理をしてでも採用しなさいよ」と助成しまくったのです。

そのお陰で、氷河期に陥るギリギリのところで回避できました。

しかしその反動で、「ウチは募集しているよ」と広告を出すと、すぐに応募が来ちゃうのですね。

企業にとっては濡れ手に粟の状態だったのです。

だから雑な採用をしても応募が来て、内定を出すと入社してくれる。

しかし、すぐに辞めてしまう。

さらに売り手市場に突入すると、採用できなくなったものだから、ナビサイト販売会社とか人材紹介会社とかが「お金を出さないと良い人が採れませんよ」と煽ってくる。

それで高いお金を払ってしまうのですが、濡れ手に粟状態から時間は流れても自社でノウハウを培わなかったため、雑な採用をしてしまい、すぐに辞めてしまう。

これですよ。

全くダメ。

よって、自社の性格に合った採用活動を行わないと、人材は定着しないのですよ。

その成功事例が特集された4社ですね。

私が持つ事例で即効性のある内容を挙げますと、自社にとってネガティブだと思っている箇所を挙げることです。

魚市場の関連会社で「午前3時始業です」とネガティブな条件を「午後は遊べます」と並べてアピールしたら、息子さんと娘さんに長く接したい、子育てに力を入れたい人が多く応募されました。

入社しても全員が定着している。

そういうことですよ。

あなたの会社の性格を掴んだ上で、正確な採用活動を行うことが、応募する人が増えて且つポロポロと辞めてしまうのを防ぐことができるのですよ!

人材が定着する採用活動の方法は、講演とか個別コンサルとかでいつもいろいろ話しているよ!

 

 

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