採用のPDFニュースメール「高田晃一からの手紙」2024年9月9日号より

リファラル採用とは昭和・平成期でいわれた縁故採用とほぼ同じ意味です。

この手法を行うためには、特に社員向けにアピールするとともに、実際に入社できたら紹介した社員に応分のインセンティブを支払います。

特化した支援会社もあり、高尚な独特なノウハウがあるような見せ方をしています。

しかし、支援会社に外注費を払わず、自社でできてしまうこともあります。

福島県郡山市にある会社で採用コンサルティングをしたときの話です。

Z世代の中途採用が目的です。

話し合いの場に社長さん、役員さんと入社後の上長となる数名の若い社員の方が参加されました。

会社の性格に合った採用のノウハウを提示すべく、自社の現状と課題と未来を話し合います。

このとき若い社員の方が「妹(21才)が今、就活しているんですよ。良い会社が見つからないと言っています」と発言したんですね。

すかさず役員さんが「じゃあ、ウチに来なさい。すぐに内定を出すよ」とオススメします。

言われた若い社員の方は「気付かなかった!」とすぐに妹さんに連絡をしました。

「入社したい」と意思表示をし、面談を行って次の週にはもう入社しました。

すごい!

話し合いの前は「リファラル採用は壁が高すぎて無理だ」と言っていたのですが、費用ゼロでリファラル採用ができてしまいました。

素晴らしい。

若い人を採用する方法を教えてほしいと筆者にコンサルティングをお願いしている中、社員の妹さんが採用の対象となることには、当事者が話し合いの場にいても気付かないものです。

郡山市のこの会社に限らず、日本全国どの会社でも該当します。

「こういうところで使えるんだ」と体感できて初めてリファラル採用の効果が出始めます。

この事例からの教訓は、あなたの会社の社員の兄弟姉妹の誰かが就活をしている事実を掴んだらぜひ「ウチに入社してください」とオススメしましょう。

費用はゼロです。

この方法でコスパ最強の採用が実現しますよ!

 


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