1週間で3名の女性技術者を中途採用できた製造業のエピソード

(採用のPDFニュースメール「高田晃一からの手紙」2025年8月25日配信分より)

製造業や建設業で女性技術者を採用したいと考える企業が増えています。

実際に、女性を採用できなければ国際的なビジネスチャンスを失ってしまう可能性すらあります。

海外の企業と取引を行う際には、ブラック企業かどうかを調査されることがあり、その調査項目に男女比率が含まれる場合があります。

女性の比率が極端に低いと、女性を軽視している会社だと判断されてしまい、取引そのものが中止になることもあります。

そこで、女性技術者の採用を急ぎたいという声を多くいただいたため、私は日本経済新聞社の取材に応じ、即効性のある施策を大きく2つ紹介しました。

ひとつめは、技術部長(課長)のポジションに女性を登用することです。

女性の求職者は、入社後にどのようなキャリアが築けるかに強い関心を持っています。

特に製造業では男性のロールモデルは多く見つかりますが、女性のロールモデルはなかなか見つけにくい傾向があります。

そこで「この会社では女性が部長になって活躍している」と伝えられれば、安心感につながり応募が集まります。

ふたつめの施策は制服の見直しです。

製造業の職場では、どうしても制服が無機質になりがちですが、今では可愛くて機能性もある制服が多数存在しています。

この制服を、前述の女性部長(課長)に選んでもらうことがポイントです。

「私たちがこの制服を着ているから、あなたも安心して働けますよ」とメッセージを発信すれば、働くイメージが具体的になり、応募意欲を高めることができます。

実際にこの2つの施策を導入したある製造業の企業では、採用ホームページや会社説明会、SNSでその様子を発信しました。

その結果、それまで応募がゼロだったにもかかわらず、1週間以内に女性技術者の応募があり、3名を採用することができました。

このスピード感と成果は多くの企業にとって大きな希望となるはずです。

採用が難しい時代でも、自社の個性や強みに合わせた工夫をすることで、応募は確実に増やせます。

大切なのは、働く人の立場に立って環境を整える姿勢です。

女性が安心して働ける職場をつくれば、採用の結果は大きく変わります。

希望を持って取り組めば、必ず採用は成功に近づきます。

 


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