早期退職が広まっているが新卒入社1年以内の離職率は減っている

(採用のPDFニュースメール「高田晃一からの手紙」2025年11月3日配信分より)

厚生労働省は10月24日に新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移の最新版を発表しました。

短期離職についての重要な元ネタです。

新卒で入社して1年、2年、3年とそれぞれの離職率を40年くらい前からグラフにして記録しています。

注目は大学卒の入社1年以内の離職率です。

実はコロナ禍が明けてから減少傾向なのです。

具体的な数字を列記しますと、2021卒は12.3%、2022卒は12.1%、2023卒は11.0%、2024卒は10.1%でした。

減り続けています。

1年以内の早期離職が報道やワイドショーなどで大きく採り上げられるようになり、すぐに辞める人が増えているイメージを持ちやすくなりますが、実は全くの逆です。

なぜでしょうか?

先日に家宅捜索を喰らったモームリが、爆発的に知名度を上げたためです。

モームリは業界で後発組です。

よって多額の広告宣伝費を遣いました。

報道やワイドショーにとって4月初旬は毎年ネタ切れ気味になりやすい。

この結果、モームリがテレビ栄えする広報が多く放送されて爆発的に有名になったのです。

昭和期からの公然の秘密が、令和になってオープンになっただけにすぎない。

モームリが有名になったお陰で就活生は「モームリのお世話にならない就活をしよう」と、選考を受ける会社の選択をより慎重にするようになりました。

入社1年以内の離職率は、コロナ禍が明けてから減り続けているようになりました。

とても素晴らしい。

ここでいけないのはナビサイトや合説のブースなどを販売する会社が報道された内容だけを見せて「早期退職してしまう就活生を入社させないよう、ウチのサービスを使わないとダメだよ」と不安を煽って効果がない高価なサービスを売りつけることです。

間違った情報に踊らされてはいけない。

無駄遣いは未然に防ぎましょう。

現場のど真ん中で揉まれ続けていれば、体感覚的に当たり前にわかることです。

それを実証する調査結果を厚生労働省は、発表していただけました。

正確な情報をきちんと掴んで、確実に採用を成功させましょう。

 


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