企業によって求める能力(人物像)は違う、ということをしっかりと認識しなければいけません。

就職活動は自己分析を通じて、自身の能力の把握が大事であります。

学生の多くは「実際にどんな能力があり、具体的にどんなことなのか?」、というこの部分を私なりに説明していきます。

能力をもっと業界っぽくコンピテンシーと表現を変えます。

コンピテンシーとは「優秀な人の行動規範であり、優秀な人は共通して行っている」です。

コンピテンシーの呼び方は企業によって違います。

社員に求められるコンピテンシーを8つに絞って人材育成を行っている企業もあります。

別の会社は、社員全員が持っていなければいけない「コアコンピテンシー」と呼ばれる10項目程度の題目と職種によって異なるファンクショナルコンピテンシ10項目程度の題目と合わせて20項目あったりします。

これら最も求められるコンピテンシーは職種、企業によって全く異なります。

例を下に記します。

(例)愛知県の某レストランチェーン
顧客指向性→お客様第一、おもてなしをするのが好き
チームワーク力→たくさんのアルバイトと一緒のゴールを共有し成果を残す
コミュニケーション力→多くの人と関わり影響力を広げていく

(例)某有名大手企業の経理事務
業務遂行力→生産性高く、仕事の完成度が高い
機器やソフトの扱いができる

(例)某有名広告代理店のデザイナー
成果創造力→全く新しいものを作り上げていく
情報創造力→価値のある新しい情報を生み出していく
コミュニケーション力→他部署のメンバーと協力してチームで行動する

<例>某大手食品メーカーの営業
コミュニケーション力→お客様と人間関係を築き、相手を説得する
目標達成力→売って何ぼの世界
顧客指向性→お客様第一

企業としては、採用活動のプロセスにて「ウチは本当はどんな社員を求めているのか」という社員として求める人物像を明確にします。

そして、会社の将来を担う理想の社員はどんなコンピテンシーを持っているか、そのコンピテンシーのポテンシャルは学生時代どのように発揮されたと仮説を立てて行動をしてきたのか、ということを明確にします。

ここで明確になったことを基にして、会社説明会の台本やエントリーシートのお題、面接の質問に落とし込んでいきます。

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