弊社では採用活動のコンサルティングにおけるメニューのひとつとして、面接の質問を作っています。

求職者(就活生)の本当の実力や性格を見抜いたり、自社の文化に合うのかどうかを見極めたりできる質問を作ります。

その質問を作る前に「貴社では面接でどんな質問をしてきたのですか?」と訊きます。

質問が羅列するのですが、その中で採用支援業界では当たり前の訊いてはいけない質問が入っていることが頻繁にあります。

その質問は法律的にまずいことはないのですが、求職者(就活生)に対して志望度を劇的に下げるものなのです。

その質問は何か?

「それ、他社でもできますよね?」「それ、ウチじゃなくてもいいですよね?」です。

これは絶対に訊いてはいけない。

他社でも同じようなことをやっているのに、数ある会社の中からあなたの会社を選んでいただけているのに、そのことに対する感謝が全くないためです。

特に優秀な求職者ほど、「そうですね。じゃあ、他社に行きます」と辞退しますよ。

さらにこの質問は「ウチがやってることは、他社でもできる変哲も無い会社ですよ」とアピールしていることと同義です。

よって、求職者からは「この会社はどれだけ偉いんだ?」「お山の大将で勘違いしているバカ会社だ!」と捉えてしまいます。

実力のある会社は、そのような質問は一切しません。

同業他社を一切気にせず、自社の文化に合うのか、自社の環境で実力を発揮できる能力や性格を持っているのか、を正確に面接で訊いています。

だから、優秀な求職者が入社するのです。

面接官は求職者を選別するのと同時に、求職者に対して自社の志望度を上げる重要な役目も忘れてはいけません。

優秀な求職者(就活生)の志望度を削いでしまう質問を面接でするのは絶対に止めましょう。

 
 
 
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