昨日の日刊工業新聞12面より。
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00669298
AIの市場が急拡大によって、新しい仕事が生まれました。
そのひとつが記事で紹介された「プロンプトエンジニア」です。
ChatGPTはユーザーが振る質問によって、回答のクオリティが全く違います。
どんな質問が振られてもユーザーの意に沿うレベルの回答ができるには、AIに対して「これはこうなんだよ」「こういう答え方が良いんだよ」と教えなければならない。
平成期でしたら、AIの研究業務のひとつでした。
しかし、急拡大した今、専業で誰かがやらないと市場にニーズに追いつかない。
よって、AIに人力で教育する「プロンプトエンジニア」という職業が新しく生まれたのです。
記事では年収4500万円と書かれていますが、少し大げさですね。
私が検索した結果、最低年収17万5000ドル(2300万円くらい)で、上は青天井でした。
それでも良い金額だ!
これは永久に就ける職ではなく、一時的なモノだと思います。
AIの業務おいては抽象度が低いため、もっと抽象度が高いところにある研究・開発職に食われてしまう危惧があるためです。
研究・開発職が自身で「プロンプトエンジニア」の仕事を簡略(自動)化できるソフトもしくは仕組みを作ってしまえば、それで終了だからです。
しかし記事のとおり、文系学部でもAIの開発の一端に関わるきっかけとなる大きなチャンスでもあります。
それに乗った方が絶対に良い。
この流れでAIの研究団体DAIR.AIが、プロンプトエンジニアになるためのガイドブックの日本語版を無料公開しています。
https://www.promptingguide.ai/jp
プロンプトエンジニアという職業に興味をある方はもちろんのこと、ChatGPTなどのAIの性能を十分に引き出せる質問の作り方もわかる良い文書です。
AIで無くなる仕事があるかもしれませんが、プロンプトエンジニアのように新しく生まれた仕事の方が多く有ります。
スマホの誕生によって、アプリ開発という仕事が生まれたことと同じ論理です。
これからの未来を作る学生の方は是非、先行者利益で売上を総取りできるため、プロンプトエンジニアのようなAIによって新しく生まれた仕事を調べてみると、絶対に良いよ!
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