本日の読売新聞13面より。
https://kyoiku.yomiuri.co.jp/shukatsuon/contents/on-117.php
文化放送キャリアパートナーズの巴さんが就活生の親御さんからのお悩みに回答しています。
巴さんからの回答に私も全面的に賛同します。
それだけではヒネリがないため、私見を述べさせていただきます。
これは平成初期から続く就活生が抱えるお悩みです。
自己分析で就活生を悩ませるようになったのは、1993年に初版が発表された「絶対内定」のお陰です。
「我究」と云って禅問答のようにひたすら内面に焦点を当てさせるから、このお悩みが発生するようになったのです。
昨日今日の問題ではありませんよ。
よって解決策はあります。
順番を変えるのです。
多くの就活生は、自己分析をしてから企業研究を行いがちですが、企業研究を最初に行いましょう。
複数の会社(業界)を対象にして企業研究で行えば、どんな性格と能力を持っている就活生に内定を出すのか、と基準がわかります。
その後に「その基準に適っているのが私ですよ」と、その根拠を導き出すために自己分析をしましょう。
内定を獲得することを前提としているため、自身の良いところしか見い出せなくなる仕組みになります。
無駄に短所に目が意識が向いてしまうリスクを軽減できます。
もうひとつの方法は、志望する会社のエントリーシートの過去問をGoogle先生にできるだけ多く見つけていただいて、ひたすら回答しましょう。
エントリーシートのお題を解析すれば、どんな性格と能力を持っている就活生に内定を出すのかがわかります。
それとともにエントリーシートの回答を練習しまくることによって、短所に目が行かない自己分析ができるようになります。
素晴らしい。
新卒の就職活動はネガティブな気分になりがちですが、きちんとしたノウハウを知っていれば、回避することができます。
全く心配はありません。
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