今年度も本日までにエントリーシートの審査官を十数社行ってきているのですが、今年は昨年までとちょっと違う感じがします。

どこが違うのか?

それは特に自己PRの内容が、受験する会社の求めている人物像に合致しているのか、ということが昨年よりも厳しく判断されている感じがします。

昨年までですと、ちょっとずれた内容でも、論理的でわかりやすい日本語で述べられていたら、企業の方も「合格させても良い」と言っていました。

しかし今年は、どんなに論理的でわかりやすい日本語で述べられていても、文面が受験する会社の求めている人物像に合致していていなければ、即刻落としています。

なかなか厳しいな、と思いますが、これが現実です。

例えば、下の自己PRの文章。

私の強みは常にアンテナを張り、周りに気を配れる点です。生まれつき人見知りをしないため、クラスや集団の中では和に入れていない人がいたりその場が盛り上がっていないと、私が話しかけなきゃ、盛り上げなきゃという使命感に駆られていました。笑顔総選挙で飲食店フロアで一位になれたのも、例えば妊娠されている方には常温の水をお持ちしたり小さいお子様連れには多めにおしぼりをお持ちするなどの気遣いが、評価されたのだと考えています。貴社では多様な人が集まり、求められるものも様々で同じ一日はないと思っております。そのため入社後もよりアンテナを張り、お客様にはもちろん働く仲間にも気を配り、声なき声に応えて迅速に柔軟な対応を心がけます。

これは実際に、つい先週に某大手食品専門商社から内定を獲得された方の文章です。

しかし、この文章をそのまま某大手食品メーカーに提出したら、エントリーシート選考の時点で落ちてしまいました。

こういったことがあるのです。

これが起こる理由は、「私の強みは常にアンテナを張り、周りに気を配れる点です」が受験する会社の求めている人物像に合っているのか?ということです。

「私の強みは常にアンテナを張り、周りに気を配れる点です」が、某大手食品専門商社には合ったのですが、某大手食品メーカーには合わなかったということです。

そのため、自己PRを作成するときは、受験する会社の求めている人物像を正確に掴まなくてはいけません。

よって、企業研究の重要性が増している、ということです。

こういった話しをしますと、「受験する会社ごとで自己PRの文面を変えなくてはならないのか?」という疑問が発生します。

そんなことはありません。

解決方法が、下の2つあります。

(1)レベルを上げて、どの会社でも通じてしまう自己PRを作る
(2)あなたの自己PRの人物像を求めている企業だけを抽出して、その企業だけを受験する

どちらともOKですが、私のエントリーシート作成講座では(1)をオススメしています。

このためにはより多くの業界、より多くの企業を企業研究しなければなりません。

しかし、意識的に企業研究を行えば、共通して求められている人物像を見つけることができます。

この人物像に適っているのが私なのですよ、とご自身のエピソードを交えて述べれば、OKです。

例えば、下の文章。

私の強みは人のために尽力できるところです。アルバイトでチョコレートを販売していた時、甘いものを好まない孫にもバレンタインにチョコレートをあげたいというお婆さんがいました。私はお婆さんの想いを叶えることによって、君に相談して良かったという想いで、満足してほしいと思いました。そこで当店の甘さを控えた商品を味わって頂き、他の気になるチョコレート店にも一緒に尋ねて回りましたが、最後は私の店に決めていただけました。勧めた商品に満足して名前を覚えて頂いた時にはやりがいを感じました。将来この強みを活かすことで、個人や法人のお客様のために尽力し、十分満足のできるサービスを提供します。

この文章は、三菱東京UFJ銀行(当時)とか大和ハウスとかオリックスなど、計6社から内定を獲得した自己PRの文章です。

この境地に達しましょう、ということです。

この境地に至るまでには、かなりのエントリーシートを作成する練習が必要です。

しかし、この境地に至れば、万能の自己PRができますので、エントリーシートに関する心配を大きく減らすことができます。

このほか、合格率100%のエントリーシートの作り方は、下のURLのサイトにある講座をご参照ください。
(「https://www.gosetsu.com/seminar/es100」参照)

投稿者プロフィール

Koichi TAKADA
Koichi TAKADA
22000名以上を支援してきている新卒専門の就職活動コンサルタント。年間10万通以上のエントリーシートを審査する新卒専門の採用活動コンサルタント。25年以上の北海道日本ハムファイターズのファン。