リクナビの方と会談をしました。

新型コロナウイルスの影響で、2022年卒向けの掲載依頼が激減しているそうです。

「就職氷河期がまた来るよ」と言っても過言ではない、と言っていました。

2021年卒就活は、その採用計画を新型コロナウイルスが大流行する以前の昨年(または一昨年)に策定したものです。

よって、その計画を今すぐに「変える!」ということは基本的にしません。

しかし、そのシワ寄せが2022年卒以降の就活に全力でやってきます。

それが、掲載依頼の激減につながっているのです。

特に2022年卒以降の就活生の方は大変です。

そもそも、新卒採用を行う企業が激減します。

新卒採用を行うとしても、1社あたりの採用人数を全力で減らします。

地球規模での経済危機ですが、その中でも採用人数を減らさない(または、ここぞとばかりに増やす)企業もあります。

私はロスジェネ世代です。

就職氷河期の真っ只中で新卒の就職活動をしていました。

さらには、リーマンショックや東日本大震災のときから、就活支援と採用支援の仕事をしています。

歴史は繰り返します。

よって、これらのときに起きたことを今の時代に合わせれば、OKなのです。

就職氷河期時代やリーマンショックの直後、東日本大震災の直後でも、大人数をいつもと変わらずに新卒採用を行っていた業界(企業)はありました。

どの業界か?

筆頭として挙げられるのは、少ない企業で市場を独占または寡占している業界です。

特にその業界が生命を脅かすほど、日々の生活の重要な位置を占めているものが良いですね。

わかりやすいところでは、東京電力や関西電力などです。

これらは当たり前で競争倍率も高いので、もっと掘り下げますと、東京電力や関西電力などと取引をしている会社です。

発電所や変電所、送配電設備の装置や部品を作っている会社、送配電システムを開発し運営している会社、こういった会社は新型コロナウイルスの影響を一切受けません。

相対的に給料も高額で安定しています。

もうひとつの業界を挙げると、水です。

特に浄水設備や水道管、メーターなどの会社は良いです。

オルガノとか荏原製作所とか栗田工業のような会社ですね。

こういった視点で意識的に調査すると、「倒産のリスクが少ない」「景気の変動によって給料の金額が大きく変わらない」「新型コロナウイルスの影響をほとんど受けない」業界や会社が、かなりたくさん見つかります。

最後にもうひとつの業界を紹介します。

それは鉄道です。

考え方は前述の電力と同じです。

JR東日本や西武鉄道といった鉄道事業会社と取引をしている会社です。

鉄道信号だったり、自動改札機だったり、鉄道車両だったり、枕木だったり、といった電車とその安定した運行に欠かせない製品やサービスを作っている会社です。

具体例を挙げますと、下のURLで挙げます横浜市が誇る超優良安定企業の京三製作所です。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO49580750Z00C19A9L82000?s=5

この会社は鉄道信号と交通信号の大手企業です。

鉄道会社や警察、自治体といった絶対に倒産しない会社(団体)と取引をしています。

さらに鉄道信号と交通信号は、この会社を含めた大手3社で独占しています。

よって、参入障壁が高い。

さらには鉄道信号と交通信号のような日々の生活の安全を司る機器は、景気の変動の影響を直接に受けません。

そこがとても良いですね。

京三製作所を例に挙げましたが、こういった会社が実は日本にたくさんあります。

就活生の皆様はひとつの視点として、このような考え方で会社を探してみるのも良いですよ。

 
 
 
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