本日の読売新聞14面より。
https://kyoiku.yomiuri.co.jp/shukatsuon/contents/present.php

入社先を決めた4名の24卒就活生が、自身の就活を振り返っていました。

言いたいことはいろいろあるのですが、最初に挙げるべきは記事から、山田さん(大阪大学、エンタメ業界内定)の発言です。

「ESを人に見せなかったが、今思うと主観だけで書いていた、他人の視点や社会人の視点が入っていた方がよかった。キャリセンに添削を頼むといい」

まさしくそれです。

これは、エントリーシート選考で落ちる原因のひとつでもあります。

コロナ禍の前から私は大手企業でエントリーシート選考のコンサルをしているため、この事情はよ~くわかるよ。

就活生であるあなたを全く知らない赤の他人が読むのだから、記載すべき情報はゼロから書かないと「意味がわからない」と一蹴され、即刻落ちます。

良くある例のひとつは、いきなり「飲食店でアルバイトしています」と書いてくることです。

和洋中のどれなのか?

ランチかディナーか?

個人経営かチェーン店か?

立地や席数、一日当たりの来店数、これらの記載が全くない。

よって、読んでいる企業の人は、アルバイトをしている飲食店のイメージが掴めないため、「意味がわからない」と判断して即刻落とします。

もうひとつは、いきなり「私が所属する部では、毎年夏に合宿をしています」と書くことです。

文化会系か体育会系か?

参加人数は?

合宿を行う目的は?

そもそもどこで合宿するのか?

これらを一切書かないで話を進めてしまう。

だからこれも読んでいる企業の人には、部のイメージが掴めないため「意味がわからない」と判断して即刻落とします。

「他人の視点」とは、こういうことですよ。

これは就活生自身でできれば最適ですが、「この視点がないと落ちるよ」と教わるケースに出会いづらいため、総じてなかなかできていない。

よって、このような事態を防ぐため、キャリアセンターの職員の方か私のような就活支援を10年以上している人に、エントリーシートの添削をお願いすることをオススメしているよ!


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