本日の日経産業新聞1面より。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC109G80Q2A610C2000000/

新卒採用にてAIによる面接が解説されています。

日本経済新聞社のメディアは総じて、時代を先取る新しい技術とかスタートアップとかには好意的に紹介するのですが、AI面接のこの記事は否定的な論調です。

しかし、記事をよく見ますと「自身の無知を正当化しているだけじゃん!」と気付きます。

その最たる理由は、導入する企業が「AIが全部やってくれる」と勘違いしているためです。

記事の画像のとおり、就活生が話したことをAIが解析し、「協調性」「目標設定力」「達成意欲」などを採点します。

その採点の基準はAIで完成されているため、精度は高い。

しかし、採点した結果から、選考の合否を判断する基準が、導入している企業の中で正確にできていない。

ここが一番まずい。

AIは「この就活生は○○点です」と進言できます。

しかし「合格させた方が良いですよ」とは判断しません。

最終的な判断は、確固たる基準を知っている人間なのです。

ここを間違ってはいけない。

「導入手探り」と見出しで大きく書かれていますが、これまで行ってきた面接での判断基準をきちんと設定しないまま、AI面接を導入するから、これが起きるのです。

これは重要なことだよ。

だから新卒採用を行うとき、そもそも「ウチはどんな性格と能力を持った就活生に内定を出すのか?」という基準をしっかり作ることから始めないといけない。

そのためには就活生が行っている自己分析を、自社でも意識的に徹底的に行うべきです。

AI面接を導入するとしても、ここは絶対にやらないと何も始まらない。

それで自己分析によって導き出された自社に相応しい「性格」と「能力」がわかれば、面接で「あなたはその性格や能力を持っていますか?」と様々な角度から質問をすれば、OKです。

ここはAI面接が代行してくれます。

その面接の結果が数値として明確に現れるので、自社の基準に沿って担当者が判断すれば、人工数を大幅に削減できて且つ、かなり正確な判断ができます。

非常に素晴らしい。

そういうことです。

自身の無知を正当化して技術に全てを依存するのではなく、技術を熟知して自身が上手に利用できるようになることが、令和の新卒採用が成功する企業のひとつの現れだよ!

そういった内容を私は、いろいろな場所で話しているよ!

 

 

 

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