本日の日本経済新聞44面より。
https://www.neg.co.jp/glass-jin/vol4/
滋賀県が誇るガラスの超大手企業、日本電気硝子の広告です。
施設部の田中さんの仕事が採り上げられています。
田中さんは工場を動かすために絶対に必要な電気設備の設計と開発の仕事をしているそうです。
この広告から何がわかるのか?
「ウチは電気系学生の採用に困っているよ」ということです。
ガラス会社ですので、化学系学生や材料系学生からの人気は高く、採用に困っていません。
しかし広告にあるとおり、工場を動かすためには電気がないと、何も始まりません。
よって、電気系学生も多めに採用しているのですが、なかなか集まっていません。
なぜか?
理由は簡単。
ガラスが主たる事業の会社ですので「ガラスも電気が必要だ」とか「電気系学生も多めに募集している」と就活生が知らないためです。
これは他業界でも多くあります。
私が採用コンサルとして関わった例ですと、某超大手ゼネコンです。
ゼネコンゆえ建築系と土木系の学生は、何もしなくても応募する学生は集まります。
しかし、建機や資材に関しては機械系は必要ですし、電気設備とITインフラも設計と整備をしなくてはならないため電気系も必要ですし、コンクリートなどの建築資材の研究開発するために化学系も必要です。
ですが、全く応募者を集まることができていない。
これも大手ゼネコンが「機械系とかも募集しているよ!」とアピールできていないためです。
令和の新卒採用は、「あなたの学科も募集しているよ!」と正確にわかりやすく伝えないと、絶対に応募者は集まらないよ!
就活生に対して言えることは、特に理系に関しては、あなたの学科を必要としてる企業が結構多くあって、それを知らない就活生が周りに多く占めているため、超大手企業でも容易に内定を獲得できます。
前述の超大手ゼネコンは建築系採用の倍率は600倍くらいでしたが、電気系採用の倍率は約7倍と超低倍率でした。
こういうことも普通にあるのですよ!
チャンスだ!
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